ACECOMBATSISTER

shattered prinsess

エースコンバットシスター シャッタードプリンセス







ミッション1 張子の基地


「良い天気ね・・・」

 南国特有の碧色の空が視界いっぱいに広がっている。
 雲の上を飛ぶ戦闘機に雨の日は無いけれど、それでも今日はとくべつに空気が澄んでいると思う。いつもよりもキャノピーで反射する太陽の光がどこかみずみずしい。
 これで今が戦争中じゃなくて、さらに傍にお兄様がいてくれたら何もいうことは無いのだけれども、残念なことに今は戦争中なのよね・・・
 CAP(空中哨戒)任務、気密の保たれたコックピットは小春日和で、とても眠たい。
 ともすれば下がりかける瞼を必死に押し上げる。
 
「うう、お兄様・・・今どこで何をしているのかしら・・・」

 眠いときにはお兄様のことを考えるのが一番、眠気なんて一発で吹き飛んでしまう。
 きっと、戦争のせいで苦労しているに違いないのだ。
 それを思うと心が痛むけれど、ファイトがめらめら燃えてくる。
 
「やってやるわ!」

 なんて、お兄様には聞かせられないちょっと下品なセリフが出てしまう。

「どうしたの?さくねぇ」

 同じようにどこか眠たげな声で聞いてくるのは衛ちゃん、訓練校の同期で私の相棒ということになっている。私の乗機、F4ファントムEJ改の後部座席でRIO(レーダー士官)としてサポートをしてくれるのだ。
 衛ちゃんはさくねぇと歳が少し上なのでお姉さんと呼んでくれる。決して怪しい関係ではない。
 
「ちょっとね、気合入れていこうかな〜っと」

「うん、じゃあがんばって・・・ボク寝るね・・・」

「寝るな!」

 教官から渡された精神注入棒・・・別名ハリセンがすぱんと綺麗な音を立てた。

「あう、さくねぇがぶった!」

「当たり前よ。ちゃんと見張って。教官が言ってたでしょ?空戦は先に見つけたほうが99パーセント勝つって」

それを裏返せば、先に見つけられたら99パーセント負けるということ、冗談じゃないわ。まだまだお兄様に会うまで死ねないっていうのに。
 教官の言葉を思い出すと、けっこう背筋が冷えた。
 そういえば、静か過ぎるような気がしないこともない。
 唾を飲み込んで、息を殺す。この瞬間にでも敵機が機関砲弾のシャワーを噴出しながら急降下してこないとも限らないのだ。
 平和な南国の空はスリルに満ちている。

「さくねぇ!」

「敵機!?」

 スロットルと操縦桿を握る手に力が篭る。

「うん、爆撃機だよ。至急迎撃せよだって」

「そう・・・オーケー!」

 操縦桿を引いて、機首を翻す。
 今まで大人しかった東日本軍が遂に空爆を開始したのだ。
 それに対処する戦力は・・・・あまりにも少ない。

「ボクたちが一番近いよ、急がなきゃ!」

「分ってるわ、舌をかまないでね!」

 スロットルをMAXまで叩き込む。アフターバーナー点火。
 F4ファントムEJ改に備えられた二基のジェネラルエレクトリック社製J79−GE−17Aターボジェットエンジンがその持ちうる全能力を発揮して、最大8トンの膨大な推力で機体を押し出す。
 元々、核爆撃機から艦隊を守るために開発されたF4ファントムならではの強引な加速、機体はすぐさま音速を突破し、さらに加速していく。
 エンジンの轟音が耳を苛むけど、不思議と気にならない。むしろ頼もしい。
 ファントムが励ましてくれているような感覚、錯覚だろうけれど、期待に答えたい。

「こちら、スカイクローバー。接近中のWJAF(西日本空軍)機さん、誘導を開始しますデス」

 AWACS(空中早期警戒機)から通信が入る。AWACSとは大型旅客機を改造して作られた空飛ぶ空軍司令部。強力なレーダーで一早く敵機の侵入を探知して、味方の戦闘機を敵機まで誘導するのが任務である。
 その誘導を司る航空管制官は特に優秀なライト・スタッフだけがなれる攻防の要ともいえる要職だ。目まぐるしく攻防の入れ変わるドッグファイトで適切な誘導や背後の監視など、少しでもミスをすればごめんなさいでは済まされない。
 そして、その場所に少々不安な人物が座っている。

「もしかして・・・四葉ちゃん?」

「はれ?その声は咲耶お姉チャマ?」

 きょとんとした声で四葉ちゃんが聞き返してくる。
 1週間ほど前、基地で迷子になっていたところを案内してあげた覚えがある。それ以来何故か懐かれて、いっしょに遊んだこともある。
 確かイギリスから来た・・・探偵好きの普通の女の子だったはずだけど・・・
 まあ、少なくともこんなところにはいるわけない。

「四葉ちゃん、悪戯にも程があるわよ。どうやって潜り込んだのかしらないけど、早く本物の管制官に代わって」

「待つデス!四葉はほんとの管制官デスよ!」

 ぷんぷんデス、とも付け加えた。
 どうやら怒らせてしまったらしい。当然のことを言ったつもりだったけれども。

「四葉はRAF(王立空軍)から来た義勇航空隊の管制官デス!」

「それ・・・本当?」

 明らかに怪しい、胡散臭い。

「ほんとデス!み〜んな、レーダーでチェキしちゃいマス!」

 チェキチェキチェキですって言うけど・・・一抹の不安は隠しきれない。
 WJAFの人材難って、ここまで酷かったのね・・と今更ながらこの戦争は駄目かもしれないと思ってしまった。
 まあ、適当に肩がほぐれていいかんじだけど・・・

「それじゃあ!咲耶お姉チャマのコールサインを発表しちゃいマス!」

「なになに?」

 そういえば、まだコールサインが決まってなかったんだっけ。

「咲耶お姉チャマのコールサインは、メビウス1デス!」

「メビウス1・・・」

 と、含んでかみ締めてみる。
 それは乾いた大地に水が染み込むように私の耳に馴染んだ。
 今まで名無しだった私にやっと一人前の名前を与えられたのだ。嬉しい、とても嬉しい。あの鬼の教官に褒められた時と同じくらいに嬉しい。

「四葉が考えたんデスよぉ」

「うん!ありがとう、大切にするね」

「ボクは無いのかな?」

 少し悲しそうに、忘れられていた悲哀を滲ませて衛ちゃんは言った。
 そういえば、ずっと喋ってないから忘れていたりする。

「えーっと、忘れてたデス・・・まだ考えてなかったデス・・・」

 現実はどこまでも過酷だわ・・・
 
「うぅ・・酷いや」

「また考えてくるデスから」

 どよ〜ん、と沈む衛ちゃんとフォローする四葉ちゃん。どうでもいいけれど、本当にこれから戦争しようっていう時にこれでいいのだろうか?
 緊張感ががらがら音を立てて崩れ落ちていく音が聞こえるわ。
 まあ、四葉ちゃんがそれを狙ってやっているのなら、とても凄いことだと思うけど。

「えーっと、悪いけど爆撃機はまだ?」

「あ、はいデス。そのまま直進すると爆撃機の後ろにつけるはずデス」

「オーケー」

 データーリンクでAWACSのレーダー情報を仕入れる。
 爆撃機はソ連製Tu−95ベア、かなり旧式な部類に入るが全部で6機、それに戦闘機がソ連製のMig21フィッシュベット、これも旧式で4機護衛についている。護衛が十分だとは言いがたい、この程度の戦力で守りきれると思っているとしたら、油断しすぎだ。
 
「爆撃機は嘉手納基地を狙っているデス。ここを爆撃されたら西日本の負けになるデスよぉ」

 いきなりギリギリなこといってくれるわね。
 対空ミサイルとかは無いのかしら?仮にも元米軍基地なんでしょ?

「たぶん・・・無いと思うよ。みんな本州の戦いにもっていちゃったから、沖縄はがら空きなんだと思うなぁ」

 暗い現実に眩暈がしてくる。
 本当に勝つ気があるのだろか、政府も軍隊も。

「冗談じゃないわね・・・」

「冗談じゃないよ」

 暗く衛は言い返してくる。
 まだコールサインのことを引きずっているのだろうか。
 だとしたら、またこの精神注入棒の出番よね。

「よし!捕まえたよ」

 ハリセンの一閃で気合を入れなおした衛ちゃんがメリハリの利いた声を飛ばす。
 軽い電子音。FCSが敵機をロックオン、まず狙いを爆撃機に絞る。
 まだ爆撃機が見えない、完全なBVR(視界外戦闘)彼我の距離は40キロ。

「フォックス1!フォックス1!」

 発射されたスパロー中距離対空ミサイルが白煙を上げて敵機へ向かう。
 鈍重な爆撃機では絶対にかわせない必殺の一撃、空の猟犬、魔法の矢。
 レーダーの中で、ミサイル接近に驚いた敵機が慌てて回避運動に入るのが分ったけれど、もう遅い。40キロの距離などマッハ4で飛ぶスパローにすれば一瞬といってもいい距離でしかない。

「ゲット・ベア!」

 四葉ちゃんの興奮した声が耳に気持ち良い。
 ソ連製の4発重爆撃機は頑丈な機体構造を持っていたが、スパローの持つ39キロの指向性爆風破片炸薬の破壊力には敵わない。
 レーダーの中から編隊を組んで飛ぶ爆撃機が一機消えていた。
 これが初めてのスコア、最初は戦闘機が良かったけれど、贅沢をいう余裕はない。

「咲耶お姉チャマ。敵戦闘機が2機反転、接近中デス!」

 遂に来るべきものが来たといったところだわ。
 敵戦闘機が引く飛行機雲を見つけ、睨みつける。
 ここからが本番、何があっても負けられない。
 撃墜の興奮が一瞬で凍結されて、反対に重い重圧で心臓が潰れそうになる。今度は撃たれるだけの爆撃機ではなくて、攻撃を回避して反撃してくる戦闘機。それも1対2の不利な戦い。
 一瞬だけ、計器板に貼り付けておいたお兄様の写真に目を落とす。

「お兄様・・・咲耶に勇気をください」

 神様には祈らない。無神論者ではないけれど、いるかいないか分らない者は戦力だわ。
 操縦桿を握りなおす。
 まだ中距離ミサイルの有効距離に敵機はいた。

「メビウス1、フォックス1!」

 これでミサイルの残弾はサイドワインダーが4発、スパローが2発。
 再びミサイルが白煙を噴いて敵機へ迫る。
 今度の相手は戦闘機、爆撃機とは違う。ミサイルに気付いた敵機は回避運動へ入る、急旋回。ミサイル、追尾。
 強引な回避でロックオンを外れそうになる。
 レイセオン社製スパロー中距離対空ミサイルの誘導方法はセミ・アクティブホーミング。母機からのレーダー波が敵機に反射するのを捉えて追跡するので、ミサイルが命中するまで母機はずっと敵機をロックオンしていねければならない。
 それを知っている敵機は急旋回を続けてロックオンを外しにかかり、ファントムは持てる全能力を駆使してそれを追いかける。
 大G旋回の連続で体中の筋肉と骨が悲鳴を上げる。
 ブラック・アウト寸前、ミサイルの近接信管が敵機を捉えた。

「スプラッシュ!(撃墜)」

 ようやく一機、顔も見えない空の向こうで敵機が散華した。
 だが、息をつく間は無い。

「メビウス1、背後をチェキ!」

 背後を振り返る。そこには旋回しつつ回り込んでくる戦闘機。
 長い筒のような胴体に申し訳程度も翼がついている、東側のベストセラー戦闘機Mig21フィッシュベットだ。
 既に旧式化しているが、東日本ではまだまだ大量に用いられている。
 電子戦機器が旧式なために、中距離ミサイルが撃てないが、接近してしまえば何も問題ない。
 僚機を落とされ、復仇に燃えるフィッシュベットは徐々に咲耶のF4ファントムを追い詰めていく。
 嘗てベトナム上空で繰り広げられた戦闘が沖縄の空を舞台に再現される。
 軽量な機体を持つMig21は機動性で勝り、F4ファントムは強力なエンジンを持ちながらも重い機体が仇となり、懐に入られれば不利な戦いを強いられる。
 それぞれが持てる全技巧を駆使して、空戦という名の絵画を飛行機雲で空へ書き込んでいく。画家の腕前は、明らかにMig21に軍配が上がった。
 無駄の無い機動でファントムを追い詰めたMig21は翼端から短距離空対空ミサイルAA−2Atollを2発放つ。
 
「メビウス1、ミサイルチェキ!」

「分ってるわよ!」

 けたたましいミサイル警報が焦燥を煽る。
 スロットルをMAXへ、アフターバーナーを点火。機体を一気に加速させる。もちろん振り切ることなんて出来ない。ファントムの最高速度はマッハ2.4、サイドワインダー空対空ミサイルのコピーであるAA−2アトールの最高速度は軽くマッハ3を超える。
 限界ギリギリまで加速して、旋回。
 瞬間的に7Gを超える高速旋回、血液が足元に偏るのを防ぐために耐Gスーツの圧縮空気が全身を締め付ける。
 鍛えられても、もともと華奢な咲耶の体では限界に近い。

「だめだよ、振り切れない」

 後部座席でミサイルを見張る衛が悲鳴を上げる。
 状況は咲耶に更なる苦行を要求していた。

「この!」

 ギリギリまで引きつけてフレアを放出、そのまま反転急降下。
 それは空戦機動の一つ、スプリットSと呼ばれる機動だった。
 ギリギリまで引きつけられたアトール空対空ミサイルは目の前のフレアと急降下して離脱したF4ファントムを誤認、そこで炸薬のエネルギーを開放する。ミサイル、爆発。
 ミサイルが取り逃がした咲耶のファントムを衝撃波が捕らえ機体をシェイクする。
 窄まる視界と暗転する意識を繋ぎとめたのはお兄様の懐かしい笑顔だった。

「まだ!」

 不安定に揺れる機体を強引に制御、スロットルは全開、操縦桿を引き続ける。
 Gメーターは8を振り切って、9へ伸びようとしていた。

「死ねないんだから!」

 大推力エンジンのパワーに任せた強引な上昇反転で敵機の背後へ回る。
 空には飛行機雲で巨大なループが描かれた。

「お兄様に会うまでは!」

 シーカーオープン。
 AIM−9Mのイリジウム・アモンチン化合物探知装置、感熱シーカーが作動し、背後をとったMig21のエンジン排気熱を捉える。
 断続的だった電子音が、単調な長音に変わった。

「メビウス1、フォックス2!」

 赤外線探知式ミサイルの発射符号はまるで魔法の呪文のように響く。
 裂帛の気合を込めた一撃は狙いたがわずMig21を射抜いた。
 弾頭に装備されたアクティブレーザー近接信管が作動し、ガリウム砒素半導体レーザー光がMig21を捉える。Mig21の機体に反射されたレーザー光の一部が感光性半導体素子へ戻り、極々微弱な電流を流す。小電流が炸薬を電気着火させ、9.5kgの環状爆風破片炸薬を爆発させた。
 酸素と水素が狂奔な結合を果たし、その結果生まれた音速の数倍はする衝撃波がドーナツ状に剃刀より鋭い破片を広げる。さらにオレンジ色の炎がその後を追った。
 拡散した破片はアルミ製のMig21の機体を切り刻み、相当数の破片が8トンの推力を発揮するツマンスキー設計局製R−25−300ターボジェットエンジンに食い込んで、その機能を停止させる。
 エンジンを破壊されたMig21は飛行物体から落下物体へと姿を変えて、炎の死衣を纏って落ちていった。
 
「スプラッシュ・ダウン・バンデット」

 敵機撃墜と宣言して、空を見上げる。
 そこではいつの間にか駆けつけていた友軍機が敵機を追い掛け回し、護衛を失った爆撃機を思うが侭に叩き落していた。
 どうやら、勝っているみたいね・・・
汗で張り付く前髪を払うのももどかしい、酷く腕が重くて思うように動かない。
 基地に帰ったら、一番にシャワーへ行こうと思う。
 やがて、四葉ちゃんから通信が入る。

「敵爆撃機を全機撃墜デス!残りの戦闘機も全機撃破!パーフェクトに勝っちゃいました!」

「よっしゃ!」

「タリホー!」

「ざまあみやがれ!」

 無線の中を歓声が突き抜ける。
 久しぶりの勝利にみんなが沸いていた。
 急場しのぎの、完全な寄せ集め部隊がようやく掴み取った初めての勝利だった。たぶん、今日は宴会だろう。
 飛行隊長がエッチな冗談を言うから、あまり好きじゃないけれど。

「さあ、おうちに帰るデス!」

 全機が翼を翻し、機首を基地のある方角へと向けた。
 もうどこにも、敵機の陰は見えない。
 撃墜された敵機が吹き上げる黒煙も炎をない、そこに確かに人が生きていて、殺しあったことを示す証拠は全く消え失せていた。
 空は人の争いごとなど気にもせず、青いままで、まるで忘れられてしまったようで、ちょっとだけ泣けてしまう。
 戦争という、あれだけ激しい心の動きも空には通じない。空の蒼さは静止を意味するというけれど、それが何となく私には分った。

「・・・・♪・・・♪」

 無線に乗って流れる口笛は勝利に沸いていたけれど、どこか淋しいのは気のせいではないだろう。

「でも、私は生きている」

 まだ明日がある。お兄様と再会するにはまだ足りないけれど、無限に明日を積み重ねればその日はきっとやってくる。

「何か言った?さくねぇ」

「ううん、何でもないわ」

 ふ〜ん、と衛ちゃんは深くは聞いてこなかった。ありがたい。

「さあ、帰るわよ!」

 私は遅れ気味になった機体を加速させた。
 主翼が風を切る。
 私の戦いは始まったばかりなのだ。





 日記 2000年8月25日

 初陣で戦闘機2機と爆撃機1機を撃墜した私は基地内でちょっとした有名人となっていた。私の同期である新米パイロットの多くが何も出来ないままに撃墜されていく中で、初めての実戦で上げた戦果としてはかなり凄いものだったらしい。
 まあ、実感はなかったけれど・・・褒められて悪い気はしなかった。これで給料があがったら最高なんだけど。
 もっとも、私が一人の戦果で変わるほど戦況は甘くない。耳をそばだてていると、というより四葉ちゃんが“チェキ”したことをいろいろ教えてくれるのだけれども、東日本軍は大規模な爆撃機部隊を熊本に結集させているらしい。
 だとすると、近いうちに爆撃が始まるのだろうけれど・・・とても迎撃できるだけの戦力はないらしい。
 じゃあどうするのか。四葉ちゃんもそこまでは知らないらしく、チェキしてくるデス!って言ってどこかへ行ってしまった。
 また迷子にならなければいいけれど・・・

追記
 衛ちゃんは酒乱であることが判明した。もう二度と酒は飲ませない。
 四葉ちゃんは酒乱じゃないけれど、いくら酒があっても足りない。やっぱり宴会に連れていけない。あれはザルだわ。
 
さらに追記
 宴会は楽しかった。でもセクハラな宴会芸をやった奴は我慢せずにぶっとばすことにしよう。






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